家事の自動化に必要な投資額とオススメ機種紹介

最近 Twitter で「食洗機買え」「ルンバ買え」の声をよく目にする。たしかにこれらの自動化家電は家事の負担を軽減させ、QoL の向上に寄与する。しかしそれらの声に対して「でもお高いんでしょう」「いろいろあってどれがいいかわからない」と尋ねる声も目にする。そこで、金額やオススメ機種の情報を探しているかた向けに、実際に食洗機・ルンバ・ドラム型洗濯乾燥機を導入してみた自分がそれぞれのオススメを紹介しようと思う。結論から書くと、すべて購入すると工事費をあわせて約 22 万円弱かかるが、それでも購入して損はない。

ロボット掃除機

ロボット掃除機は、1回の掃除で床を完璧に綺麗にするものではない。むしろ毎日動かして綺麗を維持するためのものである。ゆえに、1回の掃除力は高くなくてよく、金額としては安いものでも十分にその役割を果たしてくれる。

そうは言っても、他社製の安いものより Roomba はやはり安定なので、Roomba の最安品がおすすめである。

Roomba 641(2018-07-24 現在、約32000円)

カーペットを使用しない・床に物を置かないなど、生活をロボット掃除機に適したものに変更する必要はある。

食器洗い乾燥機 追記あり

ビルトインでない家庭用食洗機は Panasonic しか製造していないので、選択肢は少ない。 その少ない選択肢の中で、毎日使用する・昼食は外で取る前提を置けば、1-2人で生活するならばプチ食洗で間に合う。 乾燥機能は必須なので、必ず乾燥機能つきのものを選択する必要がある(洗濯機能のみのものは、洗濯完了後に食洗機の蓋を開ける必要があるが、それは自動化としては不十分である。選択完了後に蓋を開けられるような人は家事を自動化しようとは思い立たないはずである)。特殊な洗浄機能は不要である。以上の条件を満たすのは下の1機種のみである。

NP-TCM4(2018-07-24 現在、約40000円)

食洗機購入に際しての注意点としては工事費が別途かかることが挙げられる。本体以外に分岐水栓パーツ代(約1万円強;蛇口の形式によって異なる)+分岐水栓工事代(約1万円弱;業者によって異なる)が別途必要で、本体と合わせて計6万円程度の出費となる。

また、食器についても、この食洗機に入り、かつ食洗機対応の食器を選んで購入・使用する必要がある。

加えて、調理器具(フライパン等)も、T-fal の取っ手が取れるタイプのうち、食洗機対応で、この食洗機に入るものを使用すれば手洗いの手間が省ける。

2019-03-15 追記

2018年9月、水道工事の不要な食洗機が発売された。SKジャパン の SDW-J5L である。

2019年3月現在の価格が約40000円弱と、NP-TCM4と同等かそれ以下の価格であるのに加え、洗浄水の供給がタンク式なので水道工事が不要であるという大きな利点がある。 この利点によって、入居・退去時の水道工事代を削減することができるのに加え、設置自由度が上がるため一人暮らしの狭い台所でも設置場所を見つけることができる(排水はバケツなどを別途購入してそこへすればよい)。

価格・工事不要・設置自由度の点から、前述の NP-TCM4 よりおすすめできる品である。

ドラム型洗濯乾燥機

各社各機種存在するが、基本的な機能はどれも同じである。要は自動で洗濯から乾燥までやってくれればよいので、最安のもので問題ない。

たとえば、BD-SG100BL などで十分用をなすだろう(2018-07-24 現在、約120000円)

これについても食洗機と同様に、ノーアイロンシャツなど、乾燥後に放置してもシワにならない衣服を選ぶ必要はある。

まとめ

上記3機種で、計22万円弱。ロボット掃除機をより低価格なものに抑えれば20万円以内も夢ではない。それでもなかなか高額だが、これらによって家事の時間的・肉体的・精神的負担が激減する。初任給が出たら買って損はないと考える。