幻想郷文芸部のクトゥルフ神話TRPG「Homecoming」感想
幻想郷文芸部のクトゥルフ神話TRPG「Homecoming」 オススメ度:5
ペンダガスト家の不思議な別荘で繰り広げられる冒険! 10月の終わりに何が起こる? 村に蔓延する不穏な空気は何だ? 探索者たちは屋敷の謎を解くことができるのか!? そしてペンダガスト家に隠された秘密とは……!? 大興奮の全17話、堂々の完結!
……などと無駄に煽ってみたが、実際おもしろい。なによりもシナリオのバックストーリーの壮大さが良い。彼にまさかあんな秘密が隠されていたとは……とかここでネタバレをしてもしかたがないので是非ご自分の目でお確かめください。とにかくシナリオがよく考えられている。
探索者たちも個性があって可愛らしい。これはこのうp主の動画すべてに言えることだが、 PL 2人 KP 1人のセッションだけれど NPC も活発に動くので退屈しない。また PL 同士の会話も面白く、楽しくクトゥルフやってる感じが視聴者にも伝わってくる点もポイントが高い。
ついでに、私が物理学が好きだからかもしれないが、探索者の一人が物理学者ってのが心に響きました( ・ワ・) あまり本筋とは関係なかったけど、こういうフレーバーは大好きです。天文学に至ってはちゃんと出番があったしね(失敗が多かったけど)。次はバールのようなものでエイリアン的な何かをバッタバッタと切り倒す物理学者PC, オナシャス!!
シナリオは Homecoming 。英語のシナリオを訳して動画にしてくれるってのが凄いよなぁ。自分も娯楽のために英語を使えるぐらいになりてぇよぉ。このシナリオ自体もわりと長くて読み応えがありそうなので、あとでじっくり読んでみたいと思います。
このうp主(「なんかそのあたりの人」)の作品は良作が多い上に綺麗に完結するのでオススメなのだが、あまり再生数が伸びないので応援したい。Homecoming は平均 6000 再生ぐらいなのだが、どう考えてもあと5倍は再生があっていい作品なんだよなぁ……。演出が少なめで物語が淡々と進んでしまうのが伸びない原因かも。話はとても面白いのに。
うp主の作品には Homecoming 以外にも 「死者のストンプ」「月が割れる夜」があり、どちらもオススメなので是非ご覧ください。
と、いうことで、話の深み、題材、キャラクター、フレーバーなど全部ひっくるめてオススメ度 5 と相成りました。
クトゥルフ神話TRPG (ログインテーブルトークRPGシリーズ)
- 作者: サンディピーターセン,リンウィリス,中山てい子,坂本雅之
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2004/09
- メディア: 単行本
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